葬儀社から提示される見積書は、項目が多く専門用語も並ぶため、内容を十分に理解するのが難しいと感じる方も少なくありません。しかし、後々のトラブルを避けるためにも、特に費用が変動しやすい「ドライアイス代」については、いくつかのポイントをしっかりとチェックしておくことが重要です。まず、第一のチェックポイントは、「基本プランに何日分のドライアイスが含まれているか」です。多くの葬儀プランでは、「ドライアイス 1回分」や「ドライアイス 2日分」といった形で、一定量が含まれています。この「1回」や「1日」が、具体的に何キログラムのドライアイスを指すのか、また、それを超えた場合は1日あたりいくらの追加料金が発生するのかを、必ず契約前に確認しましょう。特に、友引の関係や火葬場の混雑で、安置日数が延びる可能性は十分に考えられます。その場合の追加費用を事前に把握しておくことで、最終的な請求額に驚くことがなくなります。第二のポイントは、「ドライアイス代」という項目が、見積書のどこに記載されているかです。「ご遺体処置料」や「ご遺体保全料」、「安置料」といった別の項目の中に、ドライアイスの費用が含まれているケースもあります。もし「ドライアイス」という独立した項目が見当たらない場合は、「この料金にドライアイスの費用は含まれていますか?」「何日分ですか?」と、担当者に直接質問することが大切です。第三に、ご遺体の安置場所による費用の違いです。もし、葬儀社の保冷設備付きの安置施設を利用する場合、ドライアイスの使用量が減る、あるいは不要になることで、費用が安くなる可能性があります。自宅安置の場合と比較して、費用がどのように変わるのかを確認し、どちらが自分たちにとって良い選択なのかを判断する材料にしましょう。不明瞭な点をそのままにせず、納得がいくまで質問し、説明を求めること。それが、信頼できる葬儀社を選び、安心して故人を見送るための、最も基本的な、そして重要なステップなのです。
葬儀見積書のドライアイス費用チェック術